鍵のトラブルについての考察

千葉鍵屋修理隊

紛失した鍵を作製できるか?

鍵を紛失してしまっても鍵屋なら、ほとんどの形状の鍵でも合鍵を作製することが出来ますがセキュリティー向上した鍵では、作製が困難な場合もあります。また、安全面を考慮して鍵の作製をお断りする鍵屋もありますので覚えておきましょう。
その理由は、身近な場所や悪用されるリスクを考慮しての判断するケースも少なくありません。
しかし、鍵を紛失してドアの鍵穴から合鍵を造る時には、鍵の構造などによって作業にかかる費用や時間が大きく異なってくることがあります。どんな鍵を作製したいのかの詳細を詳しく鍵屋に伝えることで電話見積もりが大きく変わってきますのでご紹介しておきます。

鍵の種類紹介と再発行の費用や時間について
一般的なシリンダー錠の場合ですと鍵の開錠も簡単で費用の方も安く済みます。ディンプルキーの場合は、ピッキング被害に遭わないように強固な構造となっているため開錠にかかる時間も料金もシリンダー錠と比較して高額となってきます。
近年、電子錠の設置が増加しています。磁気タイプのカードキーの場合では、穴あきのパターンが約43億通り以上あり同一パターンがまったくなく製造メーカーで厳重管理されています。そのため、解錠がかなり困難で時間も費用も高くなります。また、非接触式ICカードタイプも錠前メーカーでその鍵のデータを管理をしています。
カードキー再発行は時間と費用がかかります。電子錠(カードキー)の再発行は、メーカー対応ですと時間と費用がかかります。理由としては、電子錠の場合は、鍵屋やホームセンターなどでは、カードデータを複製をするための装置が存在しておらず製造メーカーに追加のカードキーを発行してもらうしか方法が有りません。
追加のカード発行には、メーカーに書類を提出してオーダーするしかなく追加カードキーを入手するのには、約2週間程度の日数が必要となる場合もあります。
またカードキーの種類によっては費用も高額になり、鍵のデータを書き換える場合には、2万円以上かかることもあります。
紛失した追加カードキーを手にするには、本人確認の免許証などの身分証明書が必要となります。こうならないためにも最低1枚は、スペアーカードを容易しておくことで回避することもできますので留意しておきましょう。

紛失した時鍵を使い続けるリスク

鍵を紛失した場合、それを使い続けることにはいくつかのリスクがあります。
セキュリティリスク: もし鍵が第三者の手に渡ってしまった場合、不正侵入や盗難のリスクが高まります。紛失した鍵が誰かに拾われた場合、その人があなたの住居や車に不正にアクセスする可能性があります。これにより貴重な資産や個人の安全が脅かされる可能性があります。
保険の適用外: 万が一、紛失した鍵を使い続けていたとしても、不正侵入や盗難が発生した場合、保険が適用されない可能性があります。保険契約には、鍵の適切な管理や紛失時の対応に関する規定が含まれていることがあります。これらの規定に違反した場合、保険金支払いが拒否されることがあります。
安全性の低下: 紛失した鍵を使い続けることで施錠機構やセキュリティシステムの安全性が低下する可能性があります。鍵が紛失したことを知らずにそのまま使用し続けると鍵を見つけた人が不正な目的で使用することがあります。これにより住居や車のセキュリティが脆弱になり侵入や盗難のリスクが高まります。
心理的負担: 鍵を紛失していることに対する心理的負担も考慮すべきです。紛失した鍵を使い続けることで、常にセキュリティに不安を感じる可能性があります。また、紛失した鍵を見つけた場合の想像や心配も心理的ストレスとなります。

これらのリスクを考慮すると紛失した鍵を使い続けることは望ましくありません。紛失した場合は、速やかに鍵の交換やセキュリティ対策を検討し、安全性と安心感を確保することが重要です。