合鍵の作製について

当社では、電話相談も実施していますのでよくあるお問合せとして、「勝手口や物置の合鍵を作れますか？」といったご要望やご質問をいただくことがあります。
結論から言いますと、以下のようなギザギザの鍵でしたら、スーパーやホームセンターなどに行けば数百円で合鍵を作製してくれるショップがありますので鍵屋に依頼するよりか格安でつくってくれます。
それ以外の以下のようなディンプルキーや高級車などで使われる内溝鍵、外溝鍵などの精密鍵の場合には、店舗型ショップでは対応できませんのでご注意ください。
また、店舗型ショップではマスターキーからのみ合鍵を作ってくれない店舗が大多数です。
マスターキー本体を紛失してしまった場合には、鍵の差込口から鍵を作製する必要があります。ちょっと見でマスターキーか見分けがつかないので大丈夫だろうと思っても、マスターキーかどうか簡単に見分けができますのでご説明しておきます。

マスターキーとスペアキーの判別の仕方
マスターキーにはシリアル番号が刻印されていますが、スペアキーにはシリアル番号が刻印されていません。

もし、どうしてもスペアキーから合鍵作製をする場合には、鍵穴を見ながら鍵の微調整をする必要がありますので、錠前技師を手配する必要があります。当然のことですが手配をするには身分証明証や運転免許証。車なら合わせて車検証など、ご自身が鍵の保有者であることを証明することができないと作業をお断りされますのでご注意ください。

店舗型ショップでは、ディンプルキーや内溝キーなどの特殊な鍵を削り出すための装置がないか、高精度で合鍵を作製しないと錠前自体が破損してしまうリスクがあるため、リスク回避の為に作製を断っている店舗が大多数です。そんな場合には、メーカーに純正キーを注文することでマスターキーを増やすことができますので断られてしまった場合には、製造メーカーに問い合わせるとよいでしょう。

合鍵作成の注意点

合鍵作成に際しては、いくつかの重要な注意点があります。以下にそれらをまとめます。

●鍵の種類を確認する: 合鍵を作成する前に、元の鍵の種類を正確に確認してください。一般的なギザギザの鍵であれば、スーパーやホームセンターなどで比較的容易に合鍵を作成できますが、特殊なディンプルキーや内溝鍵などは専門的な処理が必要です。
●スペアキーとマスターキーの区別: スペアキーとマスターキーを混同しないように注意してください。マスターキーには通常、シリアル番号が刻印されていますが、スペアキーにはそのような番号はありません。
●専門家の助力を借りる: 特に特殊な鍵の場合や微調整が必要な場合は、専門の錠前技師に依頼することをお勧めします。適切な技術と装置を持った専門家がいれば、合鍵の作成プロセスが円滑に進むでしょう。
●身分証明書の提出: 合鍵を作成する際には、通常、本人確認書類の提出が求められます。身分証明書や運転免許証などの正式な証明書を持参することを忘れないでください。また、車の場合は車検証などの関連書類も必要になる場合があります。
●特殊な鍵の場合の注意: ディンプルキーや内溝キーなどの特殊な鍵を複製する際は、適切な装置と高度な技術が必要です。一般の店舗型ショップでは対応できないことが多いため、製造メーカーに直接問い合わせることが賢明です。

以上の点に留意することで、合鍵作成のプロセスをスムーズに進めることができます。